映画初心者の青二才

裁かるゝジャンヌの映画初心者の青二才のレビュー・感想・評価

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)
-
英雄だって人間。
(くらいすぎてスコアつけれません。)

尋問調書をベースに書かれた脚本とオルガンの荘厳な音、圧迫感すらある顔のみのカット。
無声だからこそ尋問調書を読んでいるような感覚。

19歳(と思われる)女の子によってたかって解釈次第な質問を投げかける審問官達には怒りが湧いてくるし、権威ある人々に囲まれて怖かったと思う。

ジャンヌの見開いた目には何が見えていたんだろう。
“涙”がとても印象的。
一筋の涙からは気高さを感じたし、ぼろぼろと溢れる涙からは純粋さと人間らしさを感じた。

何はともあれジャンヌを演じたルネ・ファルコネッティ、凄まじい……
映画出演はこの作品のみらしい。
調べてみたら舞台女優さんだった。