カール・テオドア・ドライヤーがフランスで撮ったサイレント映画。
ジャンヌ・ダルク裁判を描く法廷劇。異端放棄宣誓書への署名が焦点になっている。
様々なカメラアングルによる、登場人物の顔のクローズアップ…
一見の価値あり。
ただし、やはり映画史的な価値を見るしかない。物語が感情に訴えてはこなかった。
クローズアップ、特に顔の。これはすごい。そのほかのカットも、十二分に考えられていて、すべてのカットがう…
ジャンヌがいつも涙をながしており、瀉血までさせられて、血も涙も涸れはてて、火に燃やされて死んでしまう。トーキーであれだけ泣いてしまうとかなり下品だが、サイレントであるがゆえに、涙が魂の告白かのように…
>>続きを読むとにかく顔。
最後の処刑・暴動シーンはポチョムキンのようでありながら、同時に後のソ連映画のような動きを見せる。ブランコにように動くカメラは進化の過程で淘汰されてしまったのか、現在のシーンでは観る事は…
グリフィスが用いたような部分的なクロースアップとは違い、ここまで徹底してクロースアップだけで物語を語れてしまうその映画的表現は革新そのもの。1929年に見た人にとっていかに衝撃的だったのかは容易に想…
>>続きを読むカール・ドライヤー監督のサイレント映画の傑作。ジャンヌの火刑のシーンはよく引用されるのでそのシーンだけでも感動する。
ジャンヌが裁判にかけられて神に従ったというより悪魔に従ったのだという教会。ほと…
恐怖、驚愕、戸惑い、疑念、悲嘆、信心と救済…ルネ・ファルコネッティの震える瞳に次から次へと映し出される感情が生生しい
私には最後まで「怒り」は見えなかった
一瞬見せた不敵な笑みにぞくり
圧倒的顔力…
(c) 1928 Gaumont