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裁かるゝジャンヌのnagaoshanのレビュー・感想・評価

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)
4.5
カール・テオドア・ドライヤー監督作品!

ど傑作‼️でした。

災難続きのこの作品(焼失に次ぐ焼失でらオリジナル・ネガがなくなるという…)
1984年に奇跡的にノルウェーの精神病院で発見される。

まず、同じジャンヌ・ダルクを扱った作品ブレッソン監督の『ジャンヌ・ダルク裁判』を先に鑑賞していて良かったです。

あちらも、徹底的にリアルに緊張感半端ない傑作でしてが、ドライヤー監督の本作は無声映画芸術の最高到達点に偽りなしのぶっ飛んだ作品でした!

ジャンヌ役の舞台女優のルイーズ・ルネ・ファルコネッティの熱演ドアップ演技に圧倒されました。
本作しか映画に出てないなんてまさに伝説的です!

断髪されてるシーンは泣けてきた…(T ^ T)
もうジャンヌの自然に頬をつたう涙が、胸に突き刺さり…(T ^ T)
ラストの民衆の怒り💢たるや!
そら、目の前で救世主の聖女ジャンヌを火あぶりの刑にされたら暴れるやろ!😠

DVD📀での本編音楽の柳下美恵さんのピアノ🎹演奏もジャンヌの感情を上手く表現されていて素晴らしかったです!

良か映画!

追記!

2022年 奇跡の映画カール・テオドア・ドライヤーセレクション①にて劇場鑑賞。

4Kの画質が素晴らしくて感動しました。
オルガン演奏者のカロル・モサコフスキの音楽も劇場で響きまくり、圧巻であった🤭
今回はストーリーは解っていたのでクローズ・アップとカメラワーク、細部までこだわってあるリアルな描写にも集中して観れたので改めて気付きが多かったのが良かった。又何度でも観返したい。
ドライヤー監督の傑作サイレント堪能できました^ - ^
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