正直そこまで面白い作品ではないが、悟空の親子愛あふれるセリフや、自然や動物への気遣いといった、地球育ちの優しいサイヤ人をテーマにした一作であった。
今回のゲストはターレス一味。容姿、声共に悟空そっくりなターレスだが、サイヤ人であるという以外は特に共通点はない。ならこんなそっくりにしなくても良かったじゃんと思ってしまう。
さて内容の方は、いろいろな意味で絶望を届けてくれた。
まず悟空以外のZ戦士が絶望的に弱い。ターレスの手下一人倒せない始末である。まぁヤムチャや餃子が活躍する映画なんて早々ないが…今回はあまりにも弱すぎて残念だ。
次にターレスが絶望的にバカ。何の意味があるのか悟飯を大猿にしてみたり、最終的に自分の蒔いた種で悟空にやられたりひどい。子分を盾にすましてないでもう少しやることがあっただろ。
最後に、間抜けなターレス一味でも、悟空たちを追い詰め、地球を絶望的状況に追い込んだのは確かだ。荒廃し砂漠化した地球を見てこれもう終わりだろ…と頭を抱えた。
このようにいろんな意味で他作品より絶望度の高い作品だ。
