好むと好まざるとに関わらず、僕らは生きている限り「何か」に含まれながら人生を送る。
小規模なものでは家族や親戚から、学校や会社、そして大規模なものでは地域や国家など。旅先のホテルにチェックインするときに書く宿泊者名簿が、その事実を突きつけてくる。名前は? 住所は? 職業は? そのうちいくつかのものは、特に認めた覚えもないのに。
普段は目につかないかもしれないけれど、僕らと「何か」を結ぶ繋ぎ目は確実に存在しているのだ。
だからこそ、僕らは自分に繋がっている繋ぎ目が多すぎないか、絡まっていないかを、点検する必要がある。
その場所はいつも…