水辺の君に

聖地Xの水辺の君にのレビュー・感想・評価

聖地X(2021年製作の映画)
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すっかり忘れててやっと鑑賞。
まさにイキウメらしい舞台作品といった感じ。実際にロケで場所を提供されているので設定とストーリーの強度が増しますが、なんならなくても通じる気がするのが納得。
ラストも含めて説明台詞が長すぎる感がありますし、そんな簡単に土地の謎に気づくの凄すぎると思いましたがそれはご愛嬌。このストーリーとキャラが演者としっかりハマってたのも良かったですね。岡田将生良い。
結局、人を人たらしめる要素のひとつとして記憶は大事ってことで。その記憶がない=本人ではないとは言いませんが、アイデンティティの大部分は自身の趣味趣向を持ち生きてきた記憶が占める部分が大きいのは事実。だから記憶を分けた別々の人間AもBも本人なんですよね。それをドッペルゲンガーとして小気味よく怖さもありつつ表現してたのは良かった。
というわけで、なかなか個人的には秀作でした。
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