TakeshiKaneko

スパゲティコード・ラブのTakeshiKanekoのレビュー・感想・評価

スパゲティコード・ラブ(2021年製作の映画)
4.1
東京で暮らす13人の若者たちの交わりそうで
交わらない群像劇。
みんな見えない何かで目の前が霞んでいく。
自分は大丈夫だったはずなのに・・

若者たちの「こんなはずじゃなかった」がテンポよく、つぎつぎに描かれる。
自分自身の心の奥や かつての自分を思い巡らせ
ながら、誰もが誰かに共感できるような18人。
そのオムニバスストーリーが微妙に絡まった構成だ。

ラストは「それはどうなの」と思うところも
あるけど、わりと好き。

それから、
若者のストーリーに絡む甲本雅裕さんが後半に
土村芳さんに言う言葉がとてもよかった。


個人的なイメージとしては、
津村記久子の小説『ポースケ』のオシャレ東京版のような映画。
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