このレビューはネタバレを含みます
13人男女のそれぞれに悩みや葛藤や恋心をオムニバス形式で、綴っていく作品。
高校生から、大学生から、社会人から、主婦?まで、幅広いキャラクターが登場するので、見た人がきっとどれかには共感できるように作られている。
世間からしたら「認識」していないから事件は起きてないが、それでも「認識」してる当事者の本人達にとってはとても大きな事件が起こっているということが、
「誰もいない森で倒れた木は、音を出したか?」という一文に対しての、監督なりの解釈だと思った。
タイトルといい、引用といい、目の付け所がオシャレでいいなと思った。
モノローグ多めで、上記の一文もそうだが、監督の哲学や、世の中の人への認識を割とダイレクトに伝えてこようとしてる感じがあって、メッセージ性は強め。
ラストで、大学生が推しアイドルに脈絡もなく会ってエンドという所だけ無理矢理感があったのだけ残念。