およそ30年、ジャングルで戦争を続ける精神はどこからきたのだろう?
「陸軍中野学校」を予習のつもりで見たけど、あちらでは上官の加東大介が熱く語り、雷蔵サマは諜報活動に励まれていた。
イッセー尾方の禅問答みたいな教えでは、非情なスパイになる動機が私にはわかりにくかった。徹底的に植え付けられたはずの、「生き延びて戦闘を続ける」理由が。
事実とはいえその後おじさん2人で過ごす姿を長く見ながら疑問が湧いたよ。
役者さんは皆素晴らしい!
特に津田寛治。最後、皆に囲まれ山からヘリコプターに乗るあたりの目の緊張が凄まじい。闘い続けた自分のプライドを保った野生の動物のよう。
迎えにきたイッセー尾方のよろよろ具合との対比があるから、なお。