MitsuhiroTani

ONODA 一万夜を越えてのMitsuhiroTaniのレビュー・感想・評価

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)
3.9
大戦末期の日本兵を語る作品においては、“野火”を超える痛ましさはないが、中野学校を出た秘密戦を担う軍人が、ジャングルの中で生き続けることの凄まじさは感じた。
生来の頭の良さ、中野学校の教育、そしてジャングルでの偏った情報が、ある種の認知バイアスを真水のような状態のまま成長させたのだろう。
小野田さんのことは、子供の頃、ニュースで観た世代だけに、感慨深いものがあった。戦後は遠くになりにけり。
MitsuhiroTani

MitsuhiroTani