KARU

梅切らぬバカのKARUのレビュー・感想・評価

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)
5.0
枝を切られて忠さんがパニックになってるところ、お母さんの気持ちも想像できて、心が痛くなって泣きました。
ボールを返すために家に不法侵入した忠さん、馬が見れて声を上げて喜ぶ忠さん。忠さんのなかでは何も間違ったことはしてないしなんなら相手を思っての行動だけど、社会はそれにNOを突きつける。それってお互いの正しいとか常識の基準を想像し合えないから起こる現象で、全てじゃなくても少しでも相手のことを想像すれば自分と違う人たちと過ごしやすくなるんじゃないでしょうか。
最後に、たまたまかもしれませんがさくらの家のシーンでは引越しの時以外ほぼ毎回雨が降っていたと思います。グループホームへの社会からの冷たい攻撃をわかりやすく演出しているんじゃないかなと、考察します。
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