チー鱈

梅切らぬバカのチー鱈のネタバレレビュー・内容・結末

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ネトフリに新しく入ったので即鑑賞(^ω^) 

塚地さん、加賀さんをはじめとする役者の皆さんの演技がすごい。(グループホームのメガネの職員さんは本当に働いてるかと思うぐらいのハマり役)

障がい者に対しての、未だ色濃く残るフィルターが映し出されており、両者間(障がい者、健常者)の視点から考えさせられる内容だった。

特に、グループホームへ市民らが抗議する様子は、健常者の持つ利己的な部分が皮肉に表現されていたので印象的。
市民にとっての安心を優先すべきなのか、また、市民を優先することによって、グループホームに通う障がい者らの安心はどこへ向かうのか、拠り所はどこにあるのか、、。

だが、市民が不安を募らせる気持ちが全く分からないと言っては嘘になる。(3歳の男の子が叩かれたと言う事実)
まずは他者を理解しようと試みることが何よりも優先されるべきことだと思った。

また、物語の節々で、忠さんを見守るお母さんの愛を感じ取ることができ、温かい気持ちになるシーンが多かった。
ラストはほっこりした( ◠‿◠ )

障がいの有無に関わらず、誰も取り残されない社会になれば、草太君の様に、手を差し伸べられるようになれば、と思うが、それが一番の難題なのだろうなあとひしひし感じました。
チー鱈

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