地味な作品なのに、心に暖かいものが残る、そんな作品。
観た直後はあまり感想も浮かばなかったんですよね。友達の話を『そっかぁ。』って受け入れる感じというか。
ありのままを見守るしかないというか。
障がい者の息子を持つ高齢の母親、小学生の息子がいる夫婦の日常が、淡々と、リアルに描かれているんですけどね。
事件といえば、乗馬クラブの馬が逃げるくらい?
障がい者施設と近隣住民のあれこれなんかもよくある話ですしね…。
でも、そこではなくて、そこから何が大切かに気がつく、そういう過程を丁寧に見せてくれた感じは良かったなぁ。
塚地武雅さんが良い俳優さんなのは他の作品でもわかっていたけど…。
加賀まりこさん。
この作品では加賀まりこさんが、とても良かった。
割れ目でポンとか、道明寺の母とか華やかなイメージしかなかったのに、こんな地味なお母さんの役にもスッと入れる女優さんなんだ~と。占いアドバイスの時は加賀まりこが漏れてたけどw
誰かにめっちゃオススメ‼️とは言えない感じだけど、でも心に残る作品だったので、ふりかえって高評価です。