やまもん

梅切らぬバカのやまもんのレビュー・感想・評価

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)
3.0
障害を持つ息子を女手一つで育てる高齢母が、やがていきつく老後の引継問題話。

忠さんが 母の元を離れ施設に入り、今までのルーティンが崩れて集団行動うまくやっていけていない描写もそうだし、地域住民から向けられる心無い言葉や目や苦情も、見ていてずっと胸が苦しい。
頭で分かってはいるけど所詮綺麗事で、子を持つ自分だって 自分の家の隣に あのグループホームができたら絶対に嫌だと思ってしまう心も苦しい。。。

最後には おかえりパーティとかやってたけど、地域のつながりが希薄化している現代であんなこと極めて稀だと思うし 子どもから心開いてくれるのもレアケースだと思う。映画でも、結局 地域の人々とのいざこざは解決されずじまいだしね。
うーーーん、、なんか虚しい。
故に、結局 梅の木は切らない…切れない…んだろうね。
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