リョーシ

シェイン 世界が愛する厄介者のうたのリョーシのレビュー・感想・評価

4.2
アイリッシュ・パンクのパイオニアとしてその名を轟かせたポーグスのボーカル、シェイン・マガウアンの生い立ちから現在までを描いたドキュメンタリー。シェインがどんな場所・環境でシェインが生まれ育ち、いかにしてパンクと出会い、ポーグスを結成して崩れていったのか。それをシェインの音楽と時代的な背景と共に丁寧に語ってくれる素晴らしい作品。恥ずかしながらアイルランドという土地の持つ歴史やそこに住む人々の苦悩をほとんど知らなかったから、凄く勉強にもなった。

シェインは酒とドラッグに溺れためちゃくちゃな人間だし、インタビューでも平気で悪態つくような厄介者だけど、実際には愛と優しさに溢れてる。だから彼が作る音楽は本当に美しくて人々の心に刺さる。そんな「永遠の悪童」にやっぱり心惹かれる。

あとシェインに歯がビッシリ入っててビックリした笑 何年か前に歯を入れるっていうニュースあったけどまさか本当に入れてたとは…
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