シェイン　世界が愛する厄介者のうたのRomaのレビュー・感想・評価

執拗なぐらいに幼少期の家族の話やアイルランドの置かれた時代背景が語られて、前半はやや退屈するかもしれないが、だからこそシェインがいかにアイルランド移民の代弁者足り得たかがよく理解できる。現代の不寛容な世界では生まれないだろう、ほとんど奇跡みたいな存在。シェインの酩福を祈り、ウィスキーを傾けながら。間違ってもシラフでは見ない方がいい。