ひきこもりぺんぎんとびおくん

L’Ilya〜イリヤ〜のひきこもりぺんぎんとびおくんのネタバレレビュー・内容・結末

L’Ilya〜イリヤ〜(2000年製作の映画)
1.4

このレビューはネタバレを含みます

物語 2.3
配役 1.3
演出 1.4
映像 1.0
音楽 1.0

近年稀に観る、低クオリティ作品だった。
あらすじを読んでから観たのがいけなかったかもしれない。
「近未来」という言葉に踊らされている。
「近未来」なのに、ガラケーw 分厚いパソコンw しょーわなファッションに音楽w ああ、もしかしたら2005年とかの5年後とかでも近未来なのか?そう考えたら近未来っちゃ近未来だけど……。

自殺が流行り、なんかどこかで聞いたことあるなと。完全自殺マニュアルが流行った頃、自殺ブームがあった、みたいな話か。2021年時点で117刷である。というか、年間の自殺者数が3万人くらいなので、まあ自殺が流行りっちゃ流行りだよなあ。でも、自殺配信やたまたま出くわした自殺を動画に撮ってSNSにアップしたりすると、削除されたり垢BANされたりする。そこが劇中と違う訳だが。まあモザイク無しで見られるサイトも存在しているし、ある種タブーではあるが、死が身近にあるという意味では劇中のような世界もありなのだろうか。このことはハッと思ったことがあって、日本は戦争はないけど、身近な暴力はある、でも、いま戦争や紛争に巻き込まれている国や地域の人々は死が身近にあって、比較的死を恐れていない(宗教観もあるだろうが)。どっちが良いのだろうと常々考えている。命の重みだったり、死への恐怖、に対して、どちらがより人間らしく生きられる世界なのだろうと。いや、むしろ、その人間らしさってなんだろうと。争いながら生きることか、平穏に暮らすことか。。。こういう答えのない問いを常に考えちゃっていて、疲れる。

さて、私は自殺志願者(希死念慮君による)なのだが、死ぬ勇気がない、死ぬのが怖い。劇中の拳銃自殺した人の演技がイマイチ「死への恐怖」が伝わってこなかった。

それと一部聞き取れないセリフがあった。
映画特有よね、セリフ聞き取れないの。クマった。

(みてそんした)