トロント国際映画祭にて。
ブリュノ・デュモン監督 x レア・セドゥ主演のメディア風刺ドラマかな?ブラックコメディかな?
いきなりマクロン登場、レア演じる人気キャスターのフランス・ドゥ・メールが記者席最前列に陣取る。
彼女のオン/オフの姿を追いながら、人気キャスターあるあるを描きつつ、上っ面だけ形式的に取り繕ったメディアを皮肉っているようだった。
紛争地域に出向いたり、移民難民の現状を見ようとしたりはするけれど、結局カメラの前で人気キャスターであるフランスを作り上げるのに必死なんじゃないの?っていう。
悲劇的なことも彼女の人道的キャラクターを形成するために利用する、自身に起こった事ですら糧にする。だけど彼女はそのギャップに苦悩してる様にも見えたりする。
彼女は一人の誠実な人間なのか?それともメディアが作り上げたお人形なのか?という感じだったな。
これで2時間越えはちょっと長いなぁと思ってしまった。
終盤にブラックコメディらしい展開あるけどパンチが足りなかったし薄味だった。
レア・セドゥのいろんな表情や衣装が見られるので視覚的にはファンは嬉しいかもしれない。