こちらはアスガー・ファルハディ監督の直近の作品🎬
2021年・第74回カンヌ国際映画祭でグランプリ受賞作🏆
SNSやメディアの歪んだ正義と不条理に翻弄され、天国と地獄を味わうことになるある囚人の男の姿を描くヒューマンサスペンス💸
借金の返済が出来ず投獄されたラヒムが仮出所中に金貨の入った鞄を拾い、これ幸いと返済に当て釈放を試みるも失敗したので、落とし主に返したら「正直者の囚人」として英雄的扱いを受け巷の話題に。
ところがSNSを介して広まったある噂をきっかけに、状況が一変し今度は「詐欺師」だという疑惑が持ち上がる💦
まず借金が払いきれなくて投獄されるという刑事処罰にびっくり😳
ラヒムのささやかな行動が噂を呼び「英雄」か「詐欺師」かという両極端な人間像を作り出す。
正直拾ったお金を最初は使おうとしたのも事実だし、でもやっぱり気が引ける💦と最終的には返済したわけだから、善か悪かで言ったら善人なわけだけど、まあ極々普通の人間なわけよね。
欲に負けそうになるけど、罪悪感もちゃんと感じる。
それなのにいざSNSやメディアで話題になると世の中は白か黒かつけたがる不思議。
勝手に英雄と持て囃しておきながら、少しでも落ち度が見えると裏切られたと言わんばかりにバッシングするって怖いこと💦
自分のことは棚に上げてね💦
聖人君子なんて早々いないのにね…
まあ身の丈に合わぬ賞賛や恩恵を受けちゃダメってことよね😂
そしてSNSで噂が〜って話だけどその直接的描写が意外と弱かったなという印象も😇
吃音症の息子くんの気持ちを思うと苦しいけど、その子頼りで矢面に立たせようとしたのはちょっといただけなかった😂
最後もなんとも言えぬ重たい気持ちになるラストだわ〜🥺
