レッド・ロケットのアダヒのレビュー・感想・評価

ほんと どうしようもねぇな。落ちぶれたポルノ俳優が再起を図ろうと自分なりに奮闘する話。ショーン・ベイカーが描くのは いつも社会の端の方で生きている人たち。観客に主人公は そこまで悪い奴でもないんじゃないかと思わせておいて次の瞬間「やっぱり こいつは最低だ」を繰り返す。ストロベリーの小悪魔的な魅力がたまらないけどオッサンあんた恥ずかしくないの？ 新しく買ってきた灰皿に吸い殻をそのまま移すシーンがバカで好き。世の中そんなに甘くない。