しちれゆ

3つの鍵のしちれゆのレビュー・感想・評価

3つの鍵(2021年製作の映画)
3.7
同じアパートに住んでいてもよそのうちのことはまるで知らない。密室とも言える家庭の中で交錯する愛憎のお話。
緻密に出来ているとは思います(何様😅)
けど3つの家族の映像が小間切れに現れて、時間も5年後とか10年後とか。最初子どもだった子が十代になり大学生になり、赤ちゃんだった子が少女になり、混乱😔さらに老夫婦の孫もいて登場人物の名前が覚えられなかった😓
1階の夫婦が向かいの老夫婦に娘を預け、娘がじいさんに犯されたのでは、と検査で白と出てるのにしつこく疑い罵倒する父親は一方で老夫婦の孫(未成年・処女)の誘惑に我慢出来ず💦こいつはダメ🙅(この孫は何故このおっさんがそんなによかったのかナゾ)
3階の妻は洋服まで夫に選んでもらっていたのが(そんな人いる?)今までなら絶対着なかった華やかなワンピースを選ぶところの心の変化と新しい人生への第一歩、息子が幼かったころの留守電メッセージの声を聴き「可愛かった息子~」と涙する母親の悲しさ、最後の大人になった息子との和解の兆し、などにはジーン。彼女がだんだん魅力的になっていくのも良き。
2階のワンオペ育児の母親については夫の兄を出さなくてもいいような…あるいは兄は彼女の妄想なのかも。
ひと言で言えば「人間だもの…」な物語。3つの家庭にはほぼ交流はありません。
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