みん

ニトラム/NITRAMのみんのネタバレレビュー・内容・結末

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

終始、気持ち悪さを感じていた。

ニトラムにも、母親にも。

ニトラムが父親を殴るシーンは辛かった。
父親は甘やかしているように見えたけど、それでもニトラムを愛してることは伝わってきた。

でも、ニトラムと車の中で話していて、ニトラムに合わせるように笑っているシーンは、観ていていいものではなかった。

機嫌を伺っているように見えた。

母親はニトラムに関心があるのか、ないのか。ニトラムに対する愛も、心配も感じなかった。

ニトラムには何が必要だったのかを考えながら観ていた。

愛情なのか、共感なのか。

周りから普通じゃないと思われているように、ニトラムも自分のことを普通じゃないと思っている。そして、普通になることを願っていた。

映画はすでにニトラムが大人になった年齢で始まっているけど、火遊びをしていた少年期から大人になるまでの課程も見たかった。

何が(誰が)ニトラムを、あのニトラムを作り上げたのかを観たかった。

私は、母親にも原因があると思う。
みん

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