ささ塚

ニトラム/NITRAMのささ塚のネタバレレビュー・内容・結末

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

正しくないことも含まれそうだけど、思ったことを
・根っことしては先天的なものに感じた。そこから後天的に少しずつ要素が足されていく感覚で、本人にも止められないし、環境的にもブレーキとして働くことはなかった。
・自分の理解とは異なる原理で動いているように見えて、そういう人はおそらく彼以外にもいる。そこに恐怖を感じないと言ったら嘘になる。
・他方で、異なり具合なんて相対的なもので、自分も他の人から見たら理解不能なものに写ることもあると思う。
・自分と違うことがあるとしたら、程度の差とシチュエーションの差ぐらいなもので、自分と彼とは地続きな場所にいる。
・その程度の違いで、こんな結末を迎えるのはあまりにも不条理。
・自己責任と言おうにも本人に止めることは不可能に思えるし、家族、周囲の人からしても止めることが出来たでしょ、なんて言えない。被害者に落ち度があるはずもなく、倫理的な方法で、いつ誰がどのように振る舞うことで防ぎ得たかが全く分からない。
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