つん

ニトラム/NITRAMのつんのレビュー・感想・評価

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)
3.2
世の中の理不尽やトラブル、行き違いを理性で処理できない場合。
考えが浮かんでも実行にうつさない制御力がない場合。
こういう事が起こるかも知れない。

ある意味、本人の中では「正義」であったりして、犯罪者の心理をついてるとは思う。

ヘレンがそれは素敵な人だった。誰かのかけがえのない存在になる人。世の中で生きていくには純粋すぎるのは、どちらも同じかもしれない。

お父さんが悲しい。お父さんがリアルな現実を表してる。

映画『エレファント』のオマージュのようなシーンがいくつかある。

ストーリーの展開もだけど、それ以上にワンコ達が気になって気になって、ちゃんと世話されてる描写を入れてくれないと集中できないし、ワンコをないがしろにしてるんなら見方が変わってきちゃう。

しかし、実際の事件とは動機も要素も違うと感じた。
インスパイアされた作品であって、半ドキュメンタリーではないと思う。
つん

つん