社会からはみ出した問題のある人間が、どのように大量殺人に向かったのかを丁寧に描いた作品。
悪いことをしても悪いことと認識できない。
楽しいと思うことが人の嫌がること。
他者に認められたいと渇望する。
親は普通だし、育った環境もある程度普通に見える。
なんならお金もあるし、何が不満なんだよと思う人もいると思う。
彼がいかに育てるのが困難な子供かよくわかったし、見ていても知的障害なのかなんらかの障害があるのは明らか。
怖いのは、そんな彼が簡単に銃が買えるし、育てる親へのサポートは映画を見る限りではない。家族で孤立に向かっていく。
無敵の人とは言ったもんだが、そんな一言で片付けていいのかわからない。