ニトラム／NITRAMの黒旗のレビュー・感想・評価

銃規制を訴える作品でもあるが、心と知能の発達を妨げられた人物が日常に居続けた結果起こった惨劇でもあり、本質を考えると悩ましい。武器を用立てるような財力と結びつくケースは稀と、横に置かれ易い懸念もある。「人と同じになりたいが方法がわからない」は作中の台詞だが、世間から疎外されることに自身も苦しみ悩み抜いた果ての行動なのだ