MEMORIA メモリアのYKのレビュー・感想・評価

はじめてのアピチャッポン監督。なんの予備知識も無いまま見始めると、映像なのになにも動かない画面が。いろいろと察しました。これは、アピチャッポンを観ようと思って観ないと意味がない映画だ。キュレーターが必要な映画とも言える。奇妙な音が導く人や土地の記憶、そして生と死、過去や未来の往来。劇中の男が「死」を「止まっていただけ」と話していたのが、自分の中にすんなりと入ってきた。もっと観てみたい。この先、アピチャッポン過去作の旅へと出ることになりそう。