MEMORIA メモリアの作品情報・感想・評価・動画配信

『MEMORIA メモリア』に投稿された感想・評価

Kin

Kinの感想・評価

4.5
はじめの爆発音から既に心地良かった。
頭に響くというよりは体の奥底に響く振動。とても心地よい時間を過ごせた。
固定された画面の中や、そこから発する微細な音に全神経を集中して待つ心地よさ。画面もよく見ると小さい虫や鳥たち等、実は視覚情報が溢れてる。沈黙と感じる小さな音からクラクションまでも同じ…。

なんだか言い表せないけど気持ち良い。
集中しない集中力、もしくはぼーっとしてるけど頭の中心は酷く覚醒してる感じ。

主人公の音の表現の言葉での説明のごとく、この映画で味わった感覚を言葉で説明するのって難しいね。
tipsy806

tipsy806の感想・評価

3.9
自分にしか聞こえない爆発音…そんな症状からはじまる。(監督が実際に体験した「脳内爆発音症候群」を元にしているようだ)
不穏で謎めいている空気の中、美しい緑の自然と世界が奏でる様々な音を体感しました。長回しの連続は眠気を誘う時も多いが、それは瞑想の時間のようでもあり、はっと覚醒するような面白さを感じる時も混在。とても不思議な映画体験だった。映画をみて味わったことのない興奮さえあって、尋常ならざる世界は考えるより感じる時間。分からない。でも謎の良さ。
Omizu

Omizuの感想・評価

4.5
【第74回カンヌ国際映画祭 審査員賞】
『ブンミおじさんの森』のアピチャッポン・ウィーラセタクン監督作品。

すげぇ、何も分からない。でもなんかスゴいということだけは分かった。

ティルダ・スウィントン演じるジェシカが耳にする謎の音は何なのか、音響技師のエルナンと鱗取り職人のエルナンは同一人物なのか、そもそもジェシカは何者なのか、何も説明されない。

ジェシカが聴く音は都市伝説の「終末の音(Apocalyptic Sounds)」のようだ。それが直接何を意味するのかは分からないが、ジェシカはコロンビアの悲惨な過去、そして未来の音に文字通り耳を傾ける。ジェシカは全ての時間軸を繋ぐ「アンテナ」なのだろうか。

東南アジア映画は森に依存する傾向が強いと思っているが、アピチャッピンは森を排除し、英語圏の俳優を使ってもこれだけ独自の世界観を提示できるのかと感嘆した。

未知の音に耳を傾け、悠久の時間に思いを馳せる。そんな壮大で自由な発想でつくられ、観客を魅了する驚くべき作品。今年ベスト級の傑作。
kyameru

kyameruの感想・評価

-
アピさんの作品って、他者が見ることが出来ない内的な体験の記憶や感情を映像化しないことで映像の中に残すところが特徴的なので、この作品のハイライトは彼女の聞こえている音をスタジオで再現するところだと思う。他のシーンでもドンっていう音が散りばめられているけど、その効果音は映画的な効果はあるけど、無音の中で彼女の反応だけがあるか、スタジオでの再現された音と違う音にした方がアピ的で効果的だったと思う。でも本当に良いところを突くなーって感じ!
流し見してはいけない映画だった。
うろ覚え、突然なにか起きることが見逃したからなのかどうか分からなくなるので次はちゃんとみたい。
りっく

りっくの感想・評価

3.8
大きな鈍い音がして目覚める主人公。コンクリートのボールが金属のくぼみに落ちたようなと表現する掴みどころのない音に、彼女は迫ろうとする。

本作はその音の正体を巡る過程で、相手にその音を伝えるために言語化し再現する。抽象的な記憶や言語を拠り所に具体を手繰り寄せていくさまは、コミュニケーションの本質そのものだ。

英語話者である主人公が、スペイン語や音、身体表層や波動といったものまで、音にまつわる複雑怪奇さを知ることになる。英語圏の世界から引きずり出され、どこか取り憑かれたようにある音に固執し、それが結果的に相手との関係性の豊かさ、あるいは自分と世界との関係性の豊かさに繋がっていく。それを観客も否応なく追体験する行程が、集中力を要するものの、スリリングで面白い。
ヒライ

ヒライの感想・評価

4.1
「記憶の旅」というのが非常に納得した。
目をつぶって曖昧な断片を辿っていく感覚。そこには何の嘘もなくてその人が辿っている道を傍観者として観ているだけ。この作品は見る人の感覚に無意識的に寄り添っている。ある些細なシーンでさえ傍観者の記憶の旅の入り口になり得る。この作品に対して下手に言葉にするより体を委ねれば良い。言語で理解しようとする気持ちが感覚を邪魔する。アピチャッポンは映画はこうあるべきという概念を捨ててアピチャッポン自身が感じて見えている世界を観せてくれるから好きなんです。ありがとう。
ーRuuー

ーRuuーの感想・評価

1.5
稀にですがレンタルDVDやBlu-rayってディスク
傷ついてて映像止まっちゃう事あるじゃないですか。
何度かそれかなと思うくらいの長回しでした。
なーーがーーまーーわーーしーしてまーーーす...💤
ってくらい長回し🌲🌲🌲🌲🌲
大好きなティルダ・スウィントンさんだから
観てられましたけど違ったら離脱しちゃったかも。
とか言って1度目は結局寝ちゃって次の日再挑戦。
私が味わうにはまだ早い作品でした。
楽しみにしてた作品だったのでちょっぴり残念。
もう少し心と頭、成長してからまた観ます。

【「バンド名は?」「"妄想の深淵"」】
【「どうだった?」「何が?」「"死"」「問題ない 止まっただけ」】

2022→335
yukiko

yukikoの感想・評価

3.8
頭の中の混乱が美化されたり
重い荷物を軽く持ちたかったり


忙しい時ほど、映画を観たくなってしまうのは、自分の内側を投影して、気持ちを整理したいから

もはや自分の手には負えなくて、だけど頭の中から離れない、そんな混乱の中、
違和感や不気味なムードを纏う美しさに、「ああ、考えても無駄なのだ、そういうことってあるのだ」と教えられる

どうだった?死
問題ないよ ただ止まっただけ


このセリフがまたすごい
mi

miの感想・評価

3.8
音から情景が浮かび、情景から音が浮かぶ。浮かんだ景色や音はきっと人それぞれなんだろなと。
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