おちゃ

パリ13区のおちゃのレビュー・感想・評価

パリ13区(2021年製作の映画)
3.4
愛を伴ってしまうがゆえのいたみ。そこに生まれてしまった、本来は見過ごされてしまう感情を、これほどまでに事細かに描写してくれる映画は久しぶりだった。つくりこまれた映画のようにはうまくいかない、この生々しさこそ人間讃歌のようにも思う。ひとことで語れない関係なんて星の数ほどあるのに、なんでもはっきりさせたくなるのは、目に見えないものやわからないという事実が、最も恐ろしいからだ。

セックスって、事実でしかないと思った。
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