前半は性欲が旺盛な人たちのセックスを延々と見せられて嫌な気持ちになるのだが、中盤からは本当に素晴らしかった。
人間の美しさ、醜さ、どうしようもなさ、どうしようもないことを受け入れることの尊さ、全てが詰まってる大傑作。
満点つけたいけど、前半は本当に退屈で不快だったのでちょっと下げてます。でも本当にすごい映画だ。
齢70のジャック・オーディアールが撮ったとは思えない瑞々しさ。セリーヌ・シアマが脚本に携わってるのも大きいのか。
余談ですが、若者のリアルとか共感みたいな宣伝は僕には分からなかった。
僕も僕の周りもこんな見境なくセックスしてるわけないので、パリ13区の若者のリアルかもしれんけど、日本人にはリアルさはないかも。