Hiro

わたしは最悪。のHiroのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
3.5
なんかもっと殻に閉じこもってる系の主人公かと思ったら、結構アクティブというか奔放な主人公で最初はビビったけど、なかなかハードな話だった。(描写は別にハードじゃない)

この現代において、「女性は早めに結婚して、子供産んで〜」うんぬんみたいなのが幸せとは限らないっていう価値観はだんだんありふれたものになってきてはいるけど、じゃあ幸せってどこにあんの??という問いの答えを主人公はもがきながら(2人の男性との出会いを通して)探していく話。

短い章が連なる構成で、まるで小説を読んでいるようだった。テンポも良く、たまに挟まるファンタジックな演出もちょうど良かった(マジックマッシュルームでキマった描写はなかなか良かった)

自分は男だけど、自分自身もそう遠くない未来の話かもしれないなと思うと、結構くるものがあったので、年をとってから見返してみたい。
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