taro

わたしは最悪。のtaroのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
3.6
医学部に合格できるほどの才能と、美貌も備えており、学問、仕事、恋人を転々とするが、いつも定まることができない。自分を脇役だと感じる、ノルウェー人30歳女性の等身大のお話。

海外の話でもみんながどこか共感できる部分があるお話なんじゃないかなと思う。いつもここではないどこかを探してしまう、違うところに行ってもどこか違和感を感じてしまい、その繰り返し。何かを選ぶには何かを捨てなければならない。年齢、性別、家族、社会だったり周りのことを気にしてしまう。
でも結局は外部は関係なくて自分で自分に自信を持てるようになるしかない、自分に向き合わないでいると嘘をついたり人を傷つけたりしてしまい結局つらい。ダメでもダメと認めることから始まるんじゃないかなと思う。ユリヤは違うことにチャレンジするのも頑張っていると思う、結局は合わなくてもそう感じたことは財産だし、それがあったからこそ今の自分がある。最後元カレが子供を抱いている姿を横目に、カメラマンの道を進んでいるユリヤが希望的で良いなと思った。
ノルウェー映画って初めて見た、ノルウェー語?ってこんな感じなんだ、だんだん癖になる。漫画家のアクセルもいいやつだった。
taro

taro