プリンローヤル

わたしは最悪。のプリンローヤルのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
3.9
不倫で騒がれている女優のことを思い出した。

夫がいるのに「彼」に会いに走る時、自分以外の人間が、世界が、こんなふうに止まって見えたろう。
夫はカエル化したんか。「愛してるけど愛してないの」なポジションになってしまった。

ユリアも彼女も ♪愛されるよりも愛したい、マジでー♪ な性質。誰かを好きになって突き進んでる時こそ「生きてる」実感に震えてそう。

この「最悪」ってコトバ、「わたしは」が主語。このメインビジュアルみたいに、清々しい笑顔で言って欲しい。

映画は「最悪。」ではない。面白い。オスロの街が美しいし、演出が冴えてるし、共感出来るところも多い。