思った以上に真正面の旅先ロマンス映画！携帯電話も無い90年代後半の寝台列車の一室で、たまたま同室になった男女が友情を深めていく…クーっ！なんだかいじらしくて、鼻血が出ちゃうね！(出ません)
フィンランドから留学に来た主人公の女性が、一見悪ガキみたい男を嫌いながらも、段々好意を寄せてくるようになるのは少女漫画っぽくないですか！ただ女性もバイセクシャルで、悪ガキ男子も結構シャイな所があるので、湿っぽくなり過ぎず友情に近いような関係性を築いていくところが良かった。
『タイタニック』の話がタイムリーに出てくるので舞台は90年代末。スマホが無い時代は会話相手がいないと、暇つぶしも難しかったよなと思ってなんだか懐かしい。家庭用ビデオカメラもデカかったよな〜。
寝台列車という閉じられた空間でありながらも、2人の関係性の変化を場所を変えながら上手く表現しているのが素晴らしかった。別に『タイタニック』みたいに身分違いの恋では無いけど、国籍も趣味嗜好も違う2人がたまたま会って惹かれていくストーリーというのはやはり良いよね！
それにしても子犬のような悪ガキ男子がカワイイ！Haista vittu!
