Tomo

コンパートメントNo.6のTomoのレビュー・感想・評価

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)
4.0
🇫🇮第74回(2021)カンヌグランプリ作品🇷🇺


なんでカンヌってパルムドールが最高賞で、審査員特別賞がグランプリなんだろ?
紛らわしいので調べたけどよく分からん🤔
で、これはグランプリを獲った作品。


寝台列車の1室に乗り合わせた2人の男女
を描くロードムービー。


こんな旅もいいよねと思ったりしたけど、
やっぱり無理だわ。
全く知らん人と寝台車の個室一緒とか。
「いいですか?」と言われても「いやです」って即答するよ。
そりゃ日本人なので笑  

ベタといえばベタ。けどすごく繊細。

リョーハ役のユーリー・ボリソフがめちゃ
くちゃよい。

粗暴で厚かましい反面、純粋で健気で。
ただ単に君が好き〜っていうんじゃなく、
君を見守って手助けしたいという、無償
の愛みたいな感じ。


そんなリョーハだからこそ、ラストの手紙
の一言『ハイスタ・ヴィットゥ(くたばれ)』が映えるんだと思う。

あれ、人物描写がちょっと違うだけでベタ
な戯言になってしまうと思うので😆
それに対するラウラの微笑みも💯


それぞれ寂しさと劣等感をもつ2人が、
列車のコンパーメントの中で距離を縮め
ていく姿を綴った本作、車窓から見える
猛吹雪の厳しさに対し、何だかほのぼの
とほっこりする気持ちになるよ。


ただね、リョーハはともかくラウラの食べ
方もメチャクチャ汚いよ(そこがまたいい
んだけどね🤣)。
Tomo

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