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崖上のスパイのnumasanのレビュー・感想・評価

崖上のスパイ(2021年製作の映画)
3.7
チャン・イーモウ監督の作品、以前から観たいと思っていた映画で、やっと観てきました。
1934年の満州事変で日本が満州を占領して支配していた時代の事。同じ日本人としてはちょっと複雑な気持ちです。見どころは日本が満州でどんなことをしてきたかを世界に明るみにするための証人を救いだすため、送り込まれた4人の工作員と日本軍の手先の特務警察(同じ中国人なのに…)との攻防がすごいです。誰が味方で誰が敵かもわからないものすごい状態の中での戦いが事細かく描かれていました。
また任務のために工作員の張と王の家族が離れ離れになっていて孤児になっていた事など戦争の悲惨さみたいなものも感じさせてくれた作品。
派手な演出がない分、すごくリアリティーを感じさせてくれた映画でした。なかなか良かったですね。戦争はやはりダメです!
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