このレビューはネタバレを含みます
なんだろう…あんまりドキドキしないんだよな。登場人物への感情移入もいまいちできない。経緯の掘り下げが甘いというか…
例えば、メインキャストの夫婦に子どもがいたこともサラリ、子どもを見つけ出すのもサラリ…唐突というか、なんと言うか…
チャン・イーモウは「あの子を探して」までだな。初期の泥臭さが好きだったんだけどな…
ただひとつ言えるのは、日本占領下のもと、同胞たちが殺し合い、疑念を抱き合って生きていかなければならぬ状況を作ったのは我が国・日本だということ。日本の加害の責任が根底にあって、それは劇中ずっとつきまとうわけで、純粋にサスペンス劇として楽しんではいけない気持ちでいた。
