VHS時代に何度もみた作品。
冒頭からテンポよく
青春の甘酸っぱさ
田舎の夏休み感から突如
畳み掛けるホラーアクション!
邦画にも面白いジャンルムービーが
あるんだ!と感動した思い出が蘇った
登場人物も最小限でいながら
それぞれいいキャラ立ちで
怖い用務員のおじさんとか
悪ガキ仲間もほんとに居そうな感じ
でもやっぱり特筆すべきは
沢田研二の稗田礼二郎だね
クールでニヒルな原作漫画とは違い
人情味ありそうでちょっと頼りない
人間くさい人物に再構築。
これが、ハマった。
できればもっと続きが観たかった
それほど魅力的なキャラクター
謎解きのシーンは壮大な古代ロマンにゾクゾクしたし、ラストについては
監督の死生観みたいなものが反映されていたりして、この辺りは邦画じゃなければ表現できない部分なんだろうと思う。
子供心にちょっとしたトラウマ感というか、何か刻まれたものがあったかもしれない。
こんな高画質でまた見られるなんて夢にも思わなかったけど、あえて難点をつけると高画質過ぎて竹中直人の熱演がやり過ぎに思えて笑っちゃうんだよね。
VHSだとうまいこと映像がぼやけて気にならなかったのにさ。それともおれが大人になってしまったから、人がすることにまず目が向くようになって子どもの頃に見えていたものが見えなく・見えにくくなったってことなのかもな。