whochanmisaki

悲憤の涙のwhochanmisakiのネタバレレビュー・内容・結末

悲憤の涙(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

6月28日GYAOにて視聴。
主人公のジャヤは芯の強い真面目な少女で、わたしの好きな女流棋士の宮宗紫野さんに似ている。悲惨な目に遭うジャヤを見ていると胸が締めつけられるように苦しくて辛かった。父親の復讐を応援していたけど、大暴れしたのはたった10分、実にもったいない。ジャヤの苦しみに比べて全然物足りない。と惜しみつつ、ダレるところが無く最後まで集中して見れました。

以下、自分用のあらすじ
2015年秋、女性が飛び降り自殺。舟から遺灰を撒く障害者の父親。
場面は過去に遡って、教会の聖歌隊で歌う少女ジャヤ。トファ芸術高校声楽科に合格して故郷江華からソウルに出てきた少女ジャヤと父ウォンスル。ヘソンをボスとする女子のいじめグループに目をつけられたけど、メガネの子ミンギョンがいるから大丈夫。ところが声楽科の新入生合宿での早朝、水辺で発声練習していると財閥御曹司ユジョン先輩に押し倒され抱かれてしまう。草陰から見ていた女子グループのひとりが録画、ユジョンを好きなヘソンが動画を見て嫉妬、激怒、ジャヤの胸に根性焼き。ジャヤは父親を侮辱されてヘソンと掴み合いの喧嘩。ヘソンの父パク議員が学校に圧力。一方的に校内暴力事件の加害者にされたジャヤ。コンビニバイト。ミンギョンは謝りに来た。教育長に陳情書でいじめを訴えたジャヤ。逆ギレしたヘソンたちがミンギョンをおどして、ジャヤの誕生パーティに先輩男子たちと押しかける。ジャヤを集団レイプ、録画して、陳情書を取り下げろと脅迫。父に心配をかけたくなくて屈する。それからは先輩男子たちが週に何度も家に来てレイプ。ヘソンは集団レイプ動画で脅迫して援交までさせる。父に「江華に帰ろうか」と話すけど父はソウルで商売がうまく行っているので乗り気でない。日記に「パパに申し訳ない。すごくつらい」と記入。
冒頭の飛び降り自殺から6ヶ月後、コンビニの在庫棚からジャヤの日記帳が見つかり父に届けられる。男子たちから小便をかけられるなどの壮絶ないじめの記録。父親は学校に訴えるも「死んでからも迷惑をかけるとは」と相手にされず、警察も門前払い。ずっと罪悪感に苦しんでいたミンギョンが父親に「ジャヤが酷い目に遭ったのは全部事実です。あいつらは人間じゃない。本当にごめんなさい」と告白。
さあ、いよいよ悲憤の涙にくれる父親の復讐だ!(だが残り時間が15分も無いぞ)屋上におびき出された女子グループに塩酸ぶっかけ、ギャーギャー泣き喚く悪い女たち。レイプした男子たちも拉致、殺戮、財閥御曹司の口内に大きな釣り針を引っ掛けて舟から水の中へ、糸を繰り出すリールの音が心地よい。4本のリール竿を立てた舟には父親の靴だけが。
whochanmisaki

whochanmisaki

whochanmisakiさんの鑑賞した映画