正直言ってぜっっっっぜん怖くなかった！ホラー苦手で、幼き頃親が見ていた着信アリを目撃してしまいボロ泣きした私でもぜっっっんぜん怖くなかった。
ジャンプスケアでびっくりはしたけど、それは恐怖とは言えない。大きな音がしたから、目の前に何かが横切ったからびっくりするのは怖さとは違うベクトル。個人的に、本当の恐怖とは脳裏からそれが離れずお風呂やトイレに一人で入らず、暗い廊下が恐ろしくなり、夜眠れなくなることだと思う。本作はそれがまるでない。もはや鼻で笑うレベル。最後に出てくるラスボス的な女の子？もメイクが文化祭の出し物のよう。恐怖というより「監督マジか」とドン引きした。
そして死亡するキャラがいるがそれがどうして殺されたのかさっぱりわからない。監督の、「ただとりあえず鑑賞者に怖いなと思わせたい」という薄い思いが透けて見えるよう(本当は違くてもこっちにはそう見える)。物語にはある程度論理と理由が必要だと思うが、それがわからない。理由なく理不尽に殺されると言う恐怖も当然あるけど、理不尽の中にも一定の規則性やルールやトリガーとなるものがあってもいいのに、と思った。
Jホラーしっかりしろ！黄金期の栄光を取り戻してくれー！！！
