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高校教師・暴刑のtunicのレビュー・感想・評価

高校教師・暴刑(1986年製作の映画)
5.0
林功監督なのにおもしろい!と言ったら失礼か。いつものピヨンとした効果音は排して全編クラシック音楽なのもいい。精液に小便に粘液に血液にと、常に画面はビショビショに濡れまくっている。自分を犯した冷たいペニスの持ち主を探す黒木玲奈さんがふと振り返ると、そこにいるのはシンバルを叩くおもちゃの猿もしくは六本木舞さん。望まぬタイミングで押し付けられる三万円。フード被ったレイプ魔が次々登場するせいで画面がインフレ起こしているところ、昭五郎先生の『連続暴行 白昼の淫夢』を思い浮かべてしまう。出てくる人物全員異常だし好き勝手にフェイドアウトするしで狐につままれた気分になりながらも、真犯人の「死なないでくれ!」には思わず泣いてしまった。
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