最初らB級ホラー映画を想像していたんですが、全然違いました。
前半は主人公(堂本剛さんと藤木直人さんを足して2で割ったような感じの顔の人)とその周辺の人々を描き、後半に表題にある水怪(水猿)との直接対決というのが大まかな流れ。
敵である水猿はビジュアルや動きはどことなく日本の特撮に登場するようなタイプで後半躍動します。
監督はアクションの見せ方がすごく上手いです。そんなアクションの大立ち回りの見せ場としては後半になるのですが、前半も細かく楽しませてもらえる村人とのやりとりがあるのでそんなに身構えずに観られます。
怪物に対する村社会特有の姿勢がこの物語の根幹をなしていてそこに対して反発することでカタルシスも生まれます。
結構シンプルなストーリーで時間も短く、あっさりしています。
水猿視点の作品も観てみたくなるような作品でした。
討伐に参加する仲間たちの小物感がたまらなかったです笑
本作でのお気に入りのセリフ
「10年間この日を待ってた」