所謂ニチアサ映画としては本当に過去最高峰の出来
裏切り、仲間割れから始まる、全体の文脈としてはいつもの「春映画」なんだけど、俗に言う大運動会を廃して展開と描写を丁寧に描き、ゴーカイジャー6人のキャラと魅力を完全完璧に描き切っている
不満点としては
東映企画ものだけに低予算感がどうしても拭えないこと
敵勢力の個性が弱いところ
あと本編重要キャラのキャスティング
ただそれもあえてであってほとんど気にならない
東映企画ものとは思えない、丁寧に丁寧に積み上げられたセリフと展開と演技が、往年のファンからはとても嬉しい
進行役、鎧の出番が多いかなと思いつつも、6人全員に6人らしい見せ場をちゃんと作っていて、春映画らしいキャラ解釈の違いもない
疑問も一言二言で解決し、ここ5年来のファンサも忘れない
失礼を承知で言うが東映ニチアサ映画としてはおそらくこれ以上完成度の高い作品は二度と生まれないだろう