このレビューはネタバレを含みます
2022/05/29鑑賞。47点。
〈あらすじ・ネタバレあり〉
整備費兼トラックドライバーのマイク・マッキャン(演. リーアム・ニーソン)は、職場で同僚に揶揄われていた失語症の弟・ガーティを庇って暴行し、兄弟一緒にクビにされる。
その頃鉱山では爆発が起きて、数名の従業員たちが閉じ込められていた。
鉱山会社カトラ社の運転手であるゴールデンロッド(演. ローレンス・フィッシュバーン)は、本社の指示を受けて閉じ込められた従業員たちを救い出すことに。
鉱山に向かうには、凍結したウィニペグ湖の上をを通るしかないため、ゴールデンロッドは凄腕のドライバーを雇うことに決める。
ガーティが、カナダ北部のカトラ社がドライバーを募集していると情報を仕入れ、マイクは一緒に面接を受けに行くことに。
ゴールデンロッドは、マイクとガーティ、そして兄・コーディが鉱山に閉じ込められている女ドライバーのタントゥを雇って鉱山に向かう。本社がよこしたリスク鑑定士・バルネイも同行することに。
仕事が成功すれば、1人あたり5万ドルの報酬を受け取れる。
ノンストップで走り抜ける【猛牛走り】で湖の上を走るはずだったが、ゴールデンロッドの乗るトラックのエンジンが故障し、動かなくなってしまう。
トラックの重さに耐えられなくなった氷が割れ、ゴールデンロッドはトラックごと湖に沈む。
マイク&ガーティが同乗するトラックは、タントゥ＆バルネイが同乗するトラックを牽引して走り抜けるが、バランスを崩して横転する。
だが、その横転が功を奏した。タイヤに対して集中的にかかっていた重さが分散されたことで、氷が割れる動きを止めたのだ。
ガーティが横転したトラックを起こすことに成功。
バルネイは、タントゥがかつてゴールデンロッドにクビにされた過去があるとマイクに明かす。ゴールデンロッドの乗るトラックは高性能のもので、エンジン故障で止まることはありえない。そうなると、何者かが故意にトラックに細工したと考えるのが合理的。
マイクは、逆恨みしたタントゥが事故を装ってゴールデンロッドを殺害したと考える。
タントゥを問い詰めると、彼女が銃を取り出したのでそれを奪って、ガーティが彼女を縛る。
バルネイは、マイクとガーティをコンテナに閉じ込めると氷の上にトラックごと放置し、縛られたタントゥを連れてカトラ社の幹部と落ち合う。
ゴールデンロッドを事故に見せかけて殺したのはバルネイであり、彼の正体は殺し屋。
カトラ社本社から重いノルマを設けられているカナダ支社の幹部たちだったが、鉱山から資源を発掘できずにいた。そこで幹部たちは、崩落事故を引き起こすことによってノルマから逃れようとしていた。
つまり、崩落事故は仕組まれたものであり、救出に向かう4人のドライバーは建前で雇っただけ。ドライバーが鉱山について救出を成功させるのは、なんとしてでも防ぎたいというのが本音。
マイクとガーティは、自力でコンテナから脱出するとトラックを走らせる。
バルネイを殴ってトラックを取り返したタントゥは、鉱山に向かう。
マイクとガーティは、カトラ社の放った刺客たちとカーチェイスを繰り広げた後撃退。
タントゥは追いついて来たバルネイに殺されかけるが、駆けつけたマイクとガーティがトラックで激突し、バルネイを車ごと突き落とす。
生き延びたバルネイは、ダイナマイトを爆発させて雪崩を引き起こす。
雪崩の被害を受け、タントゥはフロントガラスを突き破った木の枝が刺さる。タントゥのトラックもまともに動かない。
ガーティとタントゥに自分のトラックを預けて先に行かせると、マイクは追ってくるバルネイを足止めするためトラックから降りる。
マイクは肉弾戦の末、バルネイを車ごと湖に沈める。
鉱山に向かう道のりで最後の難関である橋を渡り切るため、ガーティは自ら犠牲となる。
弟の死を悲しみながらも、その死を犠牲にしないためマイクはタントゥと一緒に鉱山へ向かう。
従業員たちは鉱山から救出され、幹部たちの悪事は露呈する。
報酬10万ドルを手に入れたマイクは、弟の欲しがっていたトラックを買って、フリーのドライバーとして生きることを選ぶ。
トラックには、ガーティがいつか名付けると決めていた「トラック・トラック・トラック」と名付けて。
