gomimushi

コスタ・デル・ソル殺人事件:生命を奪われた少女たちのgomimushiのレビュー・感想・評価

3.7
冤罪であったときの対応のクソさがいかに分かるノンフィクションの胸糞ドキュメンタリー映画。つまり濡れ衣である。Netflixは映画やドラマも充実しているが、こういった犯罪を追いかけるドキュメンタリーが充実しているのも多くの人が加入している理由の1つなのではないかと思う。

“人を裁く”といった行為が一体どれほど重いことなのか、罪を認めてなかったとしても簡単に懲役15年を課せられたりするのも考えたことがなかったので1シーン1シーンがかなり集中して見ることができた。

ちょうど今読んでいる太田愛さんの小説「幻夏」もそうだが判決が下ったとしても冤罪だったときのことを考えたら就職や結婚にすら響くし、無実なのに1年以上も豚箱にぶち込まれたりしているのを想像しただけで恐ろしい。

しかも今回の場合でいえば警察も殺された家族側も全員謝罪をしなかった。
家族側は100歩譲って仕方ないかもしれないが、警察側の態度といえば思い出すだけで腸が煮えくり返りそうだ。
皆が皆そうではないかと思うが、だから私は日常生活でもあの警察ならではの上からの態度もあり苦手である。

今まで考えたことがない内容に触れているので新しい体験や知見を得たい方であれば一度見てみることをおすすめしてみる。
ディープな内容であるため疲れはするが1時間半程度でさらっと見ることができるので、休憩間際にもおすすめ。
gomimushi

gomimushi