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春原さんのうたのPyのレビュー・感想・評価

春原さんのうた(2021年製作の映画)
2.9
脚本はユニーク!

劇映画の概念をぶち壊した新しい視点で主人公を覗き見る作品。演劇の1フレームを切り抜いたような絵。厚かましいまでのフィックスカメラ。カットバックだけでは語れない空間の演出、時間の演出が露骨になされた芸術の一作品として観賞すべき映画。音のモンタージュも効いているし、役者もそれをわかっているような演技。エンターテイメントの真逆と言って良いほど雰囲気を楽しむ芸術作品だ。人が作品を選ぶように、作品が人を選ぶ映画だと言っておく。
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