燃えてる

春原さんのうたの燃えてるのレビュー・感想・評価

春原さんのうた(2021年製作の映画)
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生活とフィクショナルなものの橋渡しをする飯岡さんのカメラすごかった 喪失そのものの明示がなされないまま、不在とは別の軸で進んでいく時間が重なる瞬間、亡霊的な現れの瞬間がただただ映される 出来事としてではなく個人の身体のなかの、手続きとしての喪失 世界に存在する/していないの真実とは関係なしにわたしに失われた瞬間それはもう亡霊になってしまうけれど、だから気配のようなものをここにあるものとおなじに信じる、開け放たれた玄関の向こうにあるものやカーテンを揺らす力、フレームの外側にある力 身体に重く残る映画
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