燃えてる

故郷の便り/家からの手紙の燃えてるのレビュー・感想・評価

故郷の便り/家からの手紙(1977年製作の映画)
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地下鉄の扉が開いて無音になる、車内の奥側に消えていくひと、ホームの柱に見え隠れするひと、やってきた電車が無音のホームを覆い隠す(壁と思っていたところに電車が来てびっくりした)、見え隠れするホーム、電車の過ぎ去りとともに現れたカップルも見え隠れする
電車がきた時の音のくぐもりと手紙を読む音声のくぐもりが一瞬リンクしたとき、時制やそれを所有する主体のことよくわからなくなって、かなりパフォーマティブな力が働いた(そのことについてちゃんと考えたい)
車内や道ゆくひとびとの、カメラを抱えた街の異物を見るまなざしがめちゃくちゃ孤独で街そのもの
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