マスターカシオン

アリスとテレスのまぼろし工場のマスターカシオンのレビュー・感想・評価

3.3
試写会に招待していただき観賞。

『あの花』『ここさけ』『空青』
『荒乙』『凪あす』など
女性だからこそできる脚本で
思春期の男女の切なさや
気持ち悪さ、葛藤を書いてきた
岡田麿里監督の最新作。

監督2作目にして
1作目の『さよ朝』とは
真逆の作風の今作。

『さよ朝』では今までの
恋愛描写を抑え
親子の物語をテーマにした事で
岡田ファンはもちろんのこと
普段アニメを観ない層からも
絶賛の嵐となり
海外でも高い評価を得た。

これに対して、まぼろし工場では
岡田麿里の癖が暴走していた。

つまり…確実に
一般ウケはしないだろうし
賛否両論になると思う。
サジェストに
🔍️まぼろし工場 気持ち悪い
と書かれるかも

でも、今作はそれで良いんだろう。
岡田麿里ワールド
岡田麿里らしさ
岡田麿里が凝縮されていた。
今までの岡田麿里のファン
全てに向けた
岡田麿里を堪能する映画でした。

ただ、設定と脚本が
P.A.P.A.WORKS 制作の
『Angel Beats!』と
ほぼ同じなのは
狙ってるの…?たまたま?

あとは、世界線(マルチバース)が
いくつもないと
矛盾してしまう設定が
モヤモヤしてしまった。