Omizu

霧の中のOmizuのレビュー・感想・評価

霧の中(2012年製作の映画)
3.3
【第65回カンヌ映画祭 国際映画批評家連盟賞】
現在『ドンバス』が公開中のウクライナの映画作家セルゲイ・ロズニツァ監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞した。

第二次世界大戦中のベラルーシ、ドイツが占領した村で一人だけ釈放された男と彼が仲間を売ったとして捕らえに来たパルチザンの二人の男の疑心暗鬼サスペンス。

第二次世界大戦が背景にはあるが、戦闘シーンはなく、逃げ隠れる森が主な舞台となる。

三人の過去が不意に挿入されそれぞれの立場が明かされていったり、撮影や美術などクオリティの高さは言うまでもない。

個人的にはあまり何も感じることなく終わってしまったが、確かな力量は感じる。
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